離婚の現状と原因
現在日本の国内では離婚件数はだんだん減りつつあるといわれていますが、婚姻数も減っているために、実際には離婚はそれほど減ったとは言えない状況です。
離婚に関する今の日本でのイメージというのは、結婚に失敗すれば離婚すればいいと軽く考えている人は1979年には23パーセントだったのに対して現在は54パーセントと増えています。
現在の日本での離婚の理由のいちばんは、性格の不一致なのですが、それ以外の理由での離婚も増えています。
離婚が一番多かった時は平成14年だったといわれているのですが、その時には1分49秒に1組が離婚しているといったハイペースな離婚率でしたが、最近はそこまでではありませんがやはり離婚をしている人はだいたい28万件に上っているといわれています。
年齢別で離婚を見てみると、やはり若い夫婦の離婚率が高いのですが、ここ数年では中高年の離婚率も高くなってきていて、熟年離婚という言葉ができたくらいです。
離婚をした後の子供の引き取り先としては、女性側が引き取ることがやはり多いのが現状です。
離婚率
離婚率というのは人口千人当たりの一年間に離婚した件数のことを離婚率というのですが、最近離婚率は上がってきていますよね。離婚率が高くなった理由は何でしょうか。日本で離婚率が増加したのは平成元年くらいをきっかけにして平成15年ごろまでどんどん増加していたそうなのですが、平成15年を過ぎたあたりからまた離婚率は下がりつつあります。平成元年の離婚率は何と約20万件にも上っていたそうで、平成14年は、29万件も離婚しているカップルがいたんだそうです。
今離婚率が高い理由は何なんでしょうね。一番多い離婚率が高い原因は性格の不一致といわれていますが、それに加えて今熟年離婚などが増えていることも離婚率が増えている原因かもしれませんね。
長年連れ添った夫婦が夫の定年を機に、離婚するというケースがここ数年とても増えています。
今までの日本の離婚率は明治時代が3.38パーセントで大正や昭和の初期は0.70パーセントと少なかったんだそうですが、1950年前後と、1984年前後にまた離婚率は上がって1990年代に入ってから離婚率はどんどん増えていったという経緯があります。
離婚の原因
離婚の原因でやはり多いのが浮気や不倫などの不貞行為が多いといわれています。
また他にも、夫婦生活を続けることに問題があるようなことを相手がしたという離婚の原因もありますし、3年以上生きているのかしんでいるのかもわからないような状態にある場合も離婚が成立します。
また、離婚の原因のひとつに、相手が回復する見込みがないと診断された思い精神病や精神障害になったときにも、離婚をするということもあるようです。
また結婚生活を続けがたい重大なことがある場合も離婚の原因になるのですがこの場合には裁判官が判断して離婚が決められるようです。
離婚の原因というのは人それぞれいろいろですが、やはり不貞行為による離婚は多いようですね。
私の周りでも、不貞行為による離婚の割合が高いような気がします。
他にも、借金があることを黙っていて結婚したことによって離婚したとか、性格が合わなかったから離婚した、ドメスティックバイオレンスをするようになったから離婚したといったこともありますし、当人同士はそれほど問題がなかったのに、嫁姑問題が原因で離婚問題に発展した夫婦もいるようですから離婚の原因と一言で言ってもいろいろです。
熟年離婚
熟年離婚という言葉をよく耳にするようになったのはここ2−3年のことではなかったでしょうか。
熟年離婚というのは、熟年夫婦になってから離婚をすることを熟年離婚といいます。
50代60代になってから離婚するケースが増えてきたために熟年離婚といういい方をされるようになったのですが、今までは外で働いていたために、一緒に生活する時間も少なかった夫に、妻が愛想を尽かしたりするケースが多いのが熟年離婚です。
定年退職して夫が家に入ってから妻との折り合いが悪くなって、妻の方から熟年離婚を言い渡すというケースがとても多いようで、熟年離婚はテレビドラマにもなりました。
その時は渡哲也と松坂慶子が熟年離婚夫婦を演じていたと思うんですが、あの時も、夫が定年退職をして家に入った途端に、妻が夫の世話をするのが嫌になって自分の人生を生きたいと言い出して熟年離婚に至ったのではなかったでしょうか。
夫が一日中何にもしないで家にいたり、妻のやることなすことに口を出すようになるとやっぱり妻もつかれてしまうのかもしれませんね。